三 場



英治  「父さん!またこっちに空き缶入れただろ!!」 

一郎  「わしゃ、入れとらん!」 

英治  「父さん!黙って出かけちゃ駄目だろ!
      こないだ迷子になって大騒ぎしたろ? 
      これは外したらダメだ!って言ったじゃないか!
      ホラGPS!」
      俺,これからゴミ出ししてくるから,頼むから家にいてくれよ!」

一郎  「 あのー,あのー,あの人はどこへ行った?」

英治  「晶子か?だから何度言わせるんだ,晶子はしばらく勤めにに出るって。」 

一郎  「なんじゃと?  ほー何とまあ世の中変わったもんじゃのう。
   ♪何が何してなんとやら〜 嫁が〜勤めで〜男の〜お前が〜ゴミ出しか?
     晶子さーん,晶子さーん!」




影英治 「やれやれ、まいったなぁ。」 

英治  「あー、またオマエか・・・」 


影英治 「 お湯も沸かしたことなかったオレが何でこんな事までしなきゃならないんだ?
      もうヘトヘトだよ。」

英治  「次の仕事がみつかるまで、ちょっとの間の辛抱さ。」

影英治 「 晶子はいいよな。
      家の事はほっといて自分の好きな事さえやっとけばいいんだから。
      あ〜あ,ゴミ出しなんてカッコわりぃー。 」




青木 「おい、その中に空き缶がまじっとる!」

影英治 「晶子の言ってた青木さんだ..」

青木  「このトマトは、オーブンで焼くと上手いんじゃ」

英治  「トマトを焼くんですか..?」

影英治 「べちょ〜〜となって不味そ..」


青木  「来週はクリーン作戦じゃ、忘れるなよ」




英治  「自家製トマトねぇ・・・ほおーっ」

影英治 「・・・ほおーっ 」


「町内一の頑固者」 歌と踊り 

♪町内一の頑固者 晶子が言ってた青木さん ぶっきらぼうで 怖いけど
 なんで俺にトマトなんか? ホントはとってもいい人かも?





副班長 「暑かったでしょ〜。お疲れさまでした。」

主婦A 「お疲れ様〜。藤田さんのところは今日もご主人だったわね。
      いいわね〜うちの旦那なんてまだ寝てるわよ。」

主婦B 「 うちも〜。」

主婦C 「でも、出ないと四千円だもんね・・」

主婦D  「あの〜みなさん,ご苦労様です。  
      実は私,これからコンサートですの。ごめんなさいね〜。  
      ハイ,四千円! では,よろしくね〜♪」




主婦C 「ところでさーここだけの話なんだけどね。」 

  ♪ ここだけ ここだけ ここだけ

♪ ここだけここだけここだけ〜 こここだけここだけここだけ〜,
     ここだけここだけ ここだけの は・な・し〜♪

主婦A 「まあ!失業中?」
班長  「それで奥さんが駅前の花屋さんに!?」


♪ あること ないこと 尾鰭がついて一と聞いても十になる
   誰にも言うなと言われても やっぱり言いたい うわさ話   
    主婦の楽しみ 井戸端会議 胸がドキドキ井戸端会議 
    井戸端会議はやめられない


副班長 「ねえ、あの麦わら帽にグラサンの方はどなた?」
 
主婦B 「ほらっ、噂の景山さんよ!」



英治  「青木さん、こないだはありがとうございました。 あれ、美味しいですねー!
      トマトを焼くなんて思いもよりませんでした。」

青木  「トマトに限らず、何でもチョットした工夫で、また違った味が楽しめるもんじゃ。」


青木  「人生、やり直しは出来んが、仕切り直しは出来る。
     何事も考えようひとつでなっ!」



英治  「仕切りなおしか・・・。」