三場


(役人がお触書を肩に担いでフラフラと鼻歌で登場しお触書を立てる)


♪オレは気楽な町の役人
   何事も はいはい左様 ごもっとも〜 
   仰せのとおり申し付けましょ
     テレンコブラブラ オレは気楽な町の役人〜




(越後屋が役人に気づいて揉み手で近寄る)

越後屋 「 (お触書を少し読む) 『六軒川の洪水を防ぐ為』
       ・・ふむふむ。ほぉ、治水工事ですか!
       あの大水の時はこのあたり一帯が水浸しで大変でしたもんね。」

役人 「だから、一刻も早く・・・冬になる前に工事にかかるってわけだ。」

越後屋 「なるほど〜 (お触書を見て) 『冬の声を聞かぬ間に・・』ですね」