四 場

赤ちゃんの泣き声

「ねえ、あれって虐待じゃない?
 近頃の若い親には困ったものね」
千鳥 「あなたも大変よね、お母さんするの初めてなんでしょ?」

七海 「私、子供の時に母を亡くして、相談できる人もいなくて・・」

千鳥 「そう・・一人で頑張ったのね」

『浜千鳥のうた』
銀の翼の浜千鳥〜
政子 ♪ぎーんのつばーさの 浜千鳥〜 房子ーーー
房子 「お母ちゃん、房子は私よ!私はもう60、お母ちゃんは92
     孫も三人おるが!私のお産の度に毎日自転車で来てくれたが」
    『二キロ半 自転車こぎ来て金田橋 
             あと百メートルにて  房子の家へ』

政子 「自転車こぎ来て二キロ半・・・
               ほんまじゃ、房子じゃ」

   『ほんとに効くのよ このお風呂』

信じられないでしょうけれど ホントに効くのよ このお風呂
だって私 信じるわ 信じるわ
溺れたおじいさん 生き返ったじゃない
車椅子のお医者様 自信を取り戻したわ
私も治ったみたい 花粉症 ビミョー


すごいわ すごいわ 何でも解決ボタン風呂
大賀 「違うんです!! こんなボタンで解決するわけないんです!」
山田 「文太や、ここのお風呂はえーのー
     命の恩人のみなさん、その節はお世話になりました。
     
     わしは、文太の父親『凡太』とは同じ故郷を持つ友人でしてな」


   ♪わしの田舎は農村地帯 自然の中で遊んで育った

    あれは夏の暑い日の事じゃった・・・
山田好仁少年 「えーん、怖いよー、帰りてえよー」

凡太少年 「好ちゃん、大丈夫じゃ。きっと帰れるよ!
       この切り株、この前父ちゃんと弁当食べたとこじゃ」


♪雑木林は 放っておいたら 虫や鳥も住めよになる
  風とおし良くして 自然と生きる


村人の声 「凡太ーー好仁ーー」
遠くの灯りばかり探していたワシらは、結局、足元の切り株に
助けられたんじゃ。

この後、ワシらは村の共同風呂で、みんなにゴシゴシ洗われた。

冷えた体にお湯のあったかさと、人のあったかさがしみてなぁ。
ワシらは涙が止まらんかった。

文太や、お前の親父はなぁ・・・
文太 「そうですか・・あの親父がねぇ」

♪ 有り金はたいて この銭湯に賭けてきた
   業者の言葉に乗せられて 始めはただの金儲け〜

何がニューヨークだ すまない親父・・・
大賀 ♪苦しかった 会社の言うがままに働く日々
総一郎 「仕方ないさ君の立場じゃ、会社の方針に従うしかない」
七海 ♪苦しかった 思い通りにならない我が子
千鳥  「自分を責めないで」
ヒロシ♪苦しかった 夢をなくしたままの生活
浜野  「もう逃げるんじゃない」

♪大丈夫 自分を信じて歩き出せば
 間違ったことも 迷ったことも 立ち止まったことも

 
なにひとつ 無駄にはならい 長い人生の ほんの少しの寄り道さ